「やぁ萩本くん、進んでるかい?」
「あっ委員長〜! 聞いてくださいよっ矢代の奴が俺のこと弄ぶだけ弄んでポイ――」
「人聞きの悪い事を言うな」
「わわっウソッ! ジョーダンですよ★委員長」
「それは質問の答えじゃないだろう? 萩本くん」
「あ、ああ。そりゃもうお優しい矢代先生のお陰で――」
「な…10MBだと!? 重すぎるぞ萩本」
「わわっ見るなよッ」
「10MBか…DLソフトとしたら余程の大作と見られるだろうね…ま、ROMに入れるんだったら軽すぎるけど」
「いや〜なんか気が付いたらこんなに重くなっちゃってて…」
「画面サイズでかい上に背景の減色なしなんて無謀すぎるぞ…」
「だって画面はでかい方がいいし、背景だってキレ〜☆なほうがいいじゃん」
「プラグインを使ってJPG対応にすれば少しは軽くなるかもしれないね」
「ぷらぐ…いん?」
「コミックメーカーでは基本的にBMP画像を扱うがプラグインを使用すれば圧縮画像他を扱えるようになるんだ」
「な〜んだ☆そーゆー使える機能はさっさと教えてよね☆」
「一概に良いとは言えないんだよ」
「?」
「この機能を使うとプレイヤーにプラグインの設定をしてもらう必要があるんだが…現在殆どコミックメーカー利用者はプラグイン機能を利用していないから、多くのプレイヤーはこの機能を知らない」
「すると必ず環境設定が出来ずにゲームをできないプレイヤーが出てくるってわけさ」
「まぁ〜わかんないヤツはほっとけば☆」
「…貴様第1章の委員長のご高説を聞いていなかったのか!?」
「じょっじょーだんだってぇ」
「勿論使っても構わないだろうけど…サポートは必死になるだろうね」
「じゃ〜コミックメーカーはDLソフトには向かないってことなんですか?」
「お前みたいに画面のサイズや画質に拘るなら向かないだろうな…」
「まぁそれでもコミックメーカー作品が多いのは、操作の容易さとゲームに求められる基本機能を備えているからだろうね」
「じゃ〜他に俺にも使えそうなツールないのかな〜」
「フリーの制作ツールは探せば山のように出てくるだろうし、もっと高機能で作りやすさを求めるなら有料ソフトだろうね。あと原点に戻るならVB・VC…」
「VB…?」
「フリーソフトでもユーティリティなど多くはこのVisualBasicやVisualCといったMicrosoftの開発ソフトで作られている」
「へ〜☆ やっぱそれって難しいわけ?」
「PSソフトはVCに似た制作方式って聞いたこともあるからね…使えるようになれば仕事に出来るぐらいじゃないかな?」
「へ〜…(汗)でも金はないからなぁ…今月もピンチ☆」
「フリーソフトで最も拡張性があると言えば吉里吉里だろうな。噂のOggVorbisにも対応しているし…
「…矢代ちゃんの意地悪〜ッ『俺でも』使えるやつ!! そんな難しそうなの今の俺には無理ってもんよ」
「…今の、ねぇ?」
「んだよッ愛があればなんでもできんだよ!!」
「そうだな、お前でも使えそうで…」
「無視かよ…」
「NScripterだろうか…ここの管理人も「渡辺さん」で使えたからな」
「ノベルゲームを作るならコミックメーカーよりNScripterの方が楽だろうね」
「ふ〜ん☆それでもってJPGとかも使えるんだ?」
「ああ…プロでも使われるほど機能も豊富だからコミックメーカー以上の拡張性がある」
「へ〜☆ いーじゃんいーじゃん♪ 教えて矢代ちゃん♪」
「…」
「本体はTakahashi'Webで手に入るよ。あと触りはここはJAM工房で分かり易く説明してくれているよ」
「な〜んだ☆それじゃ早速いってきま〜す♪」
・・・・・・・・・・・・・
「…ったく…落ち着かないヤツだ…」
「ふふ…心配なのかな? それとももっと相手をしたかったのかい?」
「な…、どっちでもありませんッ。学生業務に戻りますッ」
「ふ…そうだね、萩本くんの分も残っていることだし…」
「な…萩本戻って来い!! やることやってからにしろよ!!(怒)」
…というわけで、制作ツールに関してでしたが、自分もまだまだ勉強中の人間なんで話半分聞く事にしておいて下さいね(~_~;)。
やはり百聞は一見にしかずと言いますから、あとはご自分で確かめてみてくださいm(__)m
「これで一応『終』にするらしいよ。ここまでこんな駄文に付き合うなんて…君も随分だね?」
「終始バタバタしてしまい、すまなかったな…ったく萩本のやつ…」
「なに〜ん☆呼んだ〜?」
「あっこいついつの間に…!」
「それじゃ♪君もゲーム制作がんばってね〜ん♪ばいば〜い☆」
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