「せやなー、さすがに始めの頃はビックニュースやったけど、 今となっちゃー女の子の噂話の常連さんってトコやろね」 證河学園の某新聞部部長に言わせると、ふたりはそんなかんじだ。
「噂のふたり」 Written By PRAXIS 「コホッ」 小さなセキをしたと思えば、今度は続けてやってきた。
「コホッ、コホコホッ」
「…大丈夫、か…?」
「は、はい…コホッ」 苦しそうにセキを繰り返すの手を放すと、その右手での背をなぜた。
「あっ…ありがとうございます…」
「せ、先生…もぅ大丈夫、ですから」
がそう言うと、背をなでるのを止める安藤。
「…熱い…な」 さらにさらに赤くなる、相変わらずしげしげと見つめる安藤。
「コホッコホッ!!」
「で、でも…」 失笑する安藤、慌てて顔に手をあてる。
「…病人は大人しくしていろ」 (別にちょっと喉が痛いだけなんだけどな…)
そんな気まずさはあっただが、ポンポンと頭を撫でられるのもくすぐったくて
園内どこでも、これだけ堂々と純愛ぶりを見せつけるのは 噂話の最後がいつもそうなのはホントの話。
これを書くにあたり、鈴木さんプレイしなおしたんですが・・・不明!! このヒト不明!! が久々の感想でした(をい☆自分で作っといてそりゃないダロ)。 ただ、所構わず自分なりの愛情表現を示す、という点で弟とそろえてみました(笑)。 実はその後、家で弟と遭遇するとか考えてたのでちょっと残しておきます(え)。 後のことは読んで下さったあなたのご想像にお任せ…ってことで(書き逃げかい…)。
寒気に目を覚ましたの目に、グレーの眼鏡をかけたスーツの男がこちらを覗き込んでいる姿が映った。
「…きゃ!!」
「…とれぇな…」
「あー、俺、弟。お前兄貴の女だろ?」 |